■ コンクリート技士・主任技士とは?
コンクリート技士および主任技士は、公益社団法人日本コンクリート工学会(JCI)が実施する民間資格です。所定の試験に合格し、登録を行うことで取得できます。
- コンクリート技士コンクリートの製造・施工・試験・検査・管理など、日常的な技術業務を適切に遂行する能力を持つ技術者であることを証明します。
- コンクリート主任技士技士の上位資格にあたります。技士としての能力に加え、研究や指導などを行う「高度な専門技術者」としての資質が求められます。
■ 公的文書における資格の位置づけ
これらの資格は単なる知識の証明にとどまらず、以下のような重要な公的文書・仕様書にも明記され、高く評価されています。
- 国土交通省「土木工事共通仕様書」
- 土木学会「コンクリート標準示方書」
- 日本建築学会「JASS 5 鉄筋コンクリート工事」
これらの文書において、両資格は「コンクリート構造物の施工に関して十分な知識と経験を有する専門技術者」として位置づけられています。
詳細な資格の位置づけについては、日本コンクリート工学会(JCI)の公式ホームページにも掲載されていますので、ぜひ一度ご一読ください。
■ 合格率の傾向と難易度(過去11年の推移)
直近の試験(2025年度)を含めた過去11年間の合格率の傾向は以下の通りです。主任技士は一気にハードルが上がるのが特徴です。

| 資格名 | 毎年の受験者数 | 平均合格率 | 試験の難易度・特徴 |
| コンクリート技士 | 約 9,000人 | 約 30%前後 | コンクリート業務全般の基礎・応用知識が問われる。 |
| コンクリート主任技士 | 約 3,000人 | 約 13%前後 | 技士より難関。択一問題に加え、実務経験に基づく「小論文」が必須。 |

💡 ※スマホでご覧の方へ
画面上の図表は、ピンチアウト(画面に2本指を当てて広げる動作)で拡大してご確認いただけます。スマホの場合、ピンチアウトで、図表を拡大することが出来ます。
■ 主任技士試験の壁「小論文」と「足切り」
主任技士試験を難関にしている最大の理由は、四肢択一問題に加えて課される「小論文」の存在です。
小論文では、自身の業務経験に基づいた論理的な記述が求められるため、日頃からの実務知識の整理が欠かせません。
さらに注意すべき点として、択一問題で一定の正答率(おおむね6〜7割以上と推測されています)を満たさないと、小論文が採点されない(足切りされる)可能性が高いとされています。
※具体的な受験者数や合格率は日本コンクリート工学会公式ホームページの「試験結果の概況」で公表されていますが、明確な採点基準等は公開されていません。
■ まとめ
コンクリートに関わる技術者として、まずは「コンクリート技士」の取得を第一歩とし、将来的には「主任技士」や「コンクリート診断士」へのステップアップを目指すのが王道のルートです。
これらの資格は、技術力の客観的な証明になるだけでなく、就職・転職時の強力な武器となり、資格手当の対象になるなど、ご自身のキャリア形成に大きく寄与します。
スポンサーリンク 建築転職
スポンサーリンク 車選びドットコムの一括査定

