■ はじめに コンクリート技士および主任技士の資格取得を目指す方に向けて、受験資格の条件と申請手続きのポイントをわかりやすくまとめました。
2026年度の日本コンクリート工学会(JCI)の最新要項に基づき、受験に向けた準備情報を解説します。
2026年度からコンクリート技士の受験資格が大きく変更されたため、必ず最新の情報を確認して準備を進めましょう。
1. 受験資格(3つのルート)
受験資格は、①保有資格、②実務経験のみ、③学歴+実務経験(※主任技士のみ)のいずれかの条件を満たす必要があります。
① 保有資格によるルート
以下のいずれかの資格を既に保有している場合は、実務経験等に関わらず受験が可能です。
- コンクリート診断士
- 1級建築士
- 技術士(建設部門、または農業部門-農業土木・農業農村工学)
- 土木学会認定土木技術者(特別上級・上級・1級)
- 建設コンサルタンツ協会認定RCCM(鋼構造及びコンクリート)
- プレストレストコンクリート工学会認定コンクリート構造診断士
- 1級土木施工管理技士、または1級建築施工管理技士(※監理技術者資格者証を有すること)
② 実務経験のみのルート
コンクリート関連の実務経験(計画、設計、施工、維持管理、解体・更新、試験・調査研究、技術開発、製造など)で受験する場合の条件です。在学中のアルバイトなどは実務経験年数に該当しません。
【重要】2026年度より、コンクリート技士の受験に必要な実務経験年数が「1年以上」に短縮されました。これに伴い、技士試験における学歴での受験資格は廃止されています。
| 取得予定の資格 | 必要な実務経験年数 |
| コンクリート技士 | 1年以上 |
| コンクリート主任技士 | 7年以上(※コンクリート技士合格後であれば2年以上) |
③ 学歴+実務経験によるルート(※コンクリート主任技士のみ)
コンクリート主任技士を受験する方で、指定されたコンクリート技術に関する科目(コンクリート工学、土木材料学、建築材料学、土木構造学、建築構造学、セメント化学、無機材料工学など)を履修して卒業している場合の条件です。
| 最終学歴 | 主任技士の必要経験 |
| 大学、高等専門学校(専攻科)、短期大学 | 4年以上 |
| 高等専門学校、高等学校 | 5年以上 |
2. 実務経験等の証明に必要な書類
受験するルートに応じて、以下の証明書類のPDFデータを事前に準備する必要があります。
- 実務経歴書およびその証明:勤務先の代表者による記名と、社印(角印)・代表社印または公印の押印が必要です。
- 卒業証明書および履修(成績または単位修得)証明書:主任技士の学歴ルートで受験する場合に必要です。該当科目がわかるようマーカーで印を付けてください。
- 学位授与証明書または成績証明書等:大学院での研究期間を実務経験とする場合、学位論文の題名が記載されたものが必要です。
- 各種登録証等のコピー:保有資格ルートで受験する場合、該当する資格の登録証明書や監理技術者資格者証などが必要です。
3. 【重要】願書は完全オンライン申請
願書の入手・提出、受験料の支払いから合否確認まで、手続きは完全オンラインで行われます。郵送での願書請求や提出はできません。
オンライン申請に向けて準備しておくべきこと:
- ネット環境とパソコン:パソコンでの申請が必要です。スマートフォンやタブレットは使用できません。
- 個人用メールアドレス:1人につき1つのメールアドレス登録となるため、会社の共有アドレスは使用できません。
- 電子データ:各種証明書類のPDFデータ、および顔写真のJPEGデータ(申込前6か月以内、無帽・無背景・正面・本人のみ)が必要です。
- プリンター:受験票はマイページからご自身で印刷し、試験会場に持参する必要があります(画面表示は不可)。
▼ 2026年度 参考スケジュール
- 申請期間:2026年7月1日(水)~ 8月25日(火)23時59分59秒
- 試験日:2026年11月29日(日)
✅ まとめ|自分に合った受験資格を確認しよう
2026年度よりコンクリート技士の受験資格が緩和され、実務経験1年以上で挑戦可能となりました。
一方で、主任技士試験は引き続き「保有資格」「実務経験」「学歴+実務経験」のルートに分かれています。 まずはご自身の経歴を棚卸しし、早めに勤務先の証明印や学校の証明書を手配しましょう。
また、オンライン申請に必要なパソコン環境や個人用メールアドレス、PDF・JPEGデータの準備を整えておくことが合格への第一歩です。
最新のシステム詳細は、必ず日本コンクリート工学会の公式サイトで確認してください。

