骨材の「含水状態」に関する計算問題、苦手意識を持っていませんか?
実はコンクリート技士・主任技士試験において出題頻度が非常に高く、基本の式さえ覚えれば確実に得点源にできる「おいしい分野」です。
今回は、吸水率と表面水率を求める基本的な過去問をご用意しました。 まずは腕試しに、以下のクイズにチャレンジしてみてください!
正解できましたか? (※判定結果は、緑色が正解、赤色が不正解です)
「解けなかった…」「用語の定義があやふやかも…」という方もご安心ください。 以下のボタンをタップして、骨材の含水状態の図解と、絶対に覚えるべき公式・関連知識を確認して復習しましょう!
1.図で整理!骨材の4つの含水状態
以下の図は、骨材の含水状態を示したものです。
計算問題を解く前に、まずは( )に入る語句を頭の中で埋めてみてください。
語句一覧:
a:絶乾 b:気乾 c:表乾 d:湿潤 e:有効吸 f:吸 g:表面 h:含

この図を理解することで、吸水率や含水比などの定義が視覚的に整理でき、試験本番でも記憶を引き出しやすくなります。
2.覚えておきたい関係式
問題を解くために必要な基本の関係式は以下の通りです。
① 吸水率の求め方
吸水率は「絶乾質量」を基準(分母)として計算します。
$$\text{吸水率 (%)} = \frac{W_s – W_d}{W_d} \times 100$$
$W_s$:表面乾燥内部飽和状態の質量(表乾質量)
$W_d$:絶対乾燥状態の質量(絶乾質量)
② 表面水率の求め方
表面水率は「表乾質量」を基準(分母)として計算します。
$$\text{表面水率 (%)} = \frac{W – W_s}{W_s} \times 100$$
\(W\):湿潤状態の質量(湿潤質量)
\(W_s\):表面乾燥内部飽和状態の質量(表乾質量)
吸水率や表面水率を求めるには、これらの関係式の暗記が必須です。上の「図」とセットで覚えることで、単なる丸暗記ではなく定義の理解が深まり、ひねった応用問題にも対応できるようになります。

吸水率や表面水率を求めるには、これらの関係式の暗記が必須です。上の「図」とセットで覚えることで、単なる丸暗記ではなく定義の理解が深まり、ひねった応用問題にも対応できるようになります。
3.「過去問の水平展開」で知識を広げよう
過去問が解けるようになったら、次はその周辺知識(JIS規格など)にも目を通しておきましょう。
私はこれを「過去問の水平展開」と呼んでいます。単なる過去問対策にとどまらず、知識の幅が一気に広がります。
① JIS規格値の確認
JISでは、コンクリート用骨材の「絶乾密度」と「吸水率」の規格値が定められており、これもよく試験で狙われます。

② スラグ骨材にも注目
近年、試験での出題が増えているのが「スラグ骨材」です。
環境負荷の低減(カーボンニュートラル)に貢献する材料として国も利用を推進しており、今後の使用拡大が期待されています。
- 鉄鋼スラグ・非鉄金属スラグ等の種類と特徴
- メリットとデメリット
- 環境安全品質基準(重金属の溶出対策など)
これらのポイントも必ず確認しておきましょう。
スラグ骨材の種類ごとの特徴や、メリット・デメリット、環境安全品質基準(重金属の溶出など)も必ず確認しておきましょう。
💡 骨材に関するさらに詳しい基礎知識は、本編の「6-2コンクリート用材料 骨材」の記事で徹底解説していますので、併せてご参照ください!



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