6-3.コンクリート用材料:混和材料(混和剤・混和材)

【第Ⅰ部】コンクリート技士・主任技士

【第Ⅰ部】コンクリート技士・主任技士

💡【試験対策】この分野は「得点差がつく重要テーマです」

コンクリート技士・主任技士試験では、
・頻出項目
・ひっかけ問題
・暗記精度
で得点差がつきます。

▶ 実際によくあるパターン
・理解しているのに解けない
・本番で数値を間違える
・復習が追いつかない

▶ 短時間で得点力に変えたい方へ
暗記カード+穴埋め問題で
“試験で解ける状態”まで整理できます

👉 コンクリート技士・主任技士ドリルはこちら
(マガジンなら今単品より約70%お得)

※直前期に取りこぼしやすい分野なので早めの対策がおすすめです

混和材料 (混和剤と混和材)

 混和材料とは、水・セメント・骨材以外で、コンクリート、モルタル、またはセメントペーストに必要に応じて添加される材料です。主にコンクリートの品質向上や、特定の性能を付与する目的で使用されます。

分類

  • 混和剤:使用量が少なく、配合設計時に体積を無視できる。
  • 混和材:使用量が多く、配合設計時に体積を考慮する必要がある。

混和剤(JIS A 6204)

混和剤は、コンクリートのワーカビリティー、水密性、耐久性などを経済的に改善するために使用されます。JIS A 6204では7種類の混和剤が規定されており、以下のような分類があります。

  • 形態による分類:標準形、遅延形、促進形
  • 塩化物イオン量による分類:Ⅰ種、Ⅱ種、Ⅲ種

主な混和剤の種類と特徴

主な混和剤(JIS A 6204:化学混和剤)

AE剤:微細空気泡を連行 → ワーカビリティー・耐凍害性↑

減水剤:セメント粒子を分散 → 単位水量↓

AE減水剤:AE+減水

高性能減水剤:減水効果大(高強度など)

高性能AE減水剤:高減水+スランプ保持

流動化剤:後添加で流動性↑

硬化促進剤:初期強度↑(促進形と混同しない)

その他(用途別/関連規格)

防錆剤(防せい剤):JIS A 6205(鋼材腐食抑制)

気泡剤/発泡剤:軽量化・充填性向上など(AE剤と混同しない)

付着モルタル安定剤:ドラム内モルタルの再利用など(規格はJIS A 5308側の枠で扱われることが多い)

耐寒促進剤:寒冷期の初期凍害対策(運用上は促進形との関係で整理)

化学混和剤の性能規定(JIS A 6204:2011)

スマホの場合、ピンチアウトで、図表を拡大することが出来ます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-30-1024x745.png

JIS A 6204:2011

上の表を見てください。項目上端に7種類の混和剤が示されていますが、そのうちの4種類については、「標準形」「遅延形」「促進形」の3種類があります。なんで・・・?(調べましょう。)
次に左端縦の欄に「減水率」「ブリーディング量の比」「ブリーディング量の差」「凝結時間の差分」「圧縮強度比」「長さ変化比」「凝結融解に対するの比」「経時変化量」が示されています。各数値はさておき、混和剤の種類によって規格値があるものないものがあります。なぜだ・・・?(調べましょう。)

私の場合、表を暗記するのは不可能なので、どこまでの知識が必要なのか、主任技士の過去問を通じて各混和剤の機能を理解していった次第です。

混和剤には、Ⅰ種、Ⅱ種、Ⅲ種の3つの区分があります。
この分類は、混和剤に含まれる塩化物イオン量に基づいています。

JIS A 6204:2011

続きを読む

混和材(主な関連JIS)

・フライアッシュ:JIS A 6201

・高炉スラグ微粉末:JIS A 6206

・シリカフューム:JIS A 6207

・膨張材:JIS A 6202

混和材は、使用量が多く、配合設計時に体積を考慮する必要があります。高性能コンクリートの製造や、産業副産物の有効活用を目的に使用されます。

主な混和材の種類と特徴

・フライアッシュ:ポゾラン反応により緻密化・耐久性向上

・高炉スラグ微粉末:潜在水硬性で長期強度に寄与

・シリカフューム:超微粒子(マイクロフィラー効果)で高強度化

・膨張材:収縮補償/ケミカルプレストレスに使用

続きを読む

試験対策のポイント

  • 各混和剤の機能と効果を理解する。
  • JIS規格に基づく分類や性能要件を把握する。
  • AE剤の空気量と強度の関係減水剤の効果などは頻出テーマ。
  • 表を丸暗記するのではなく、過去問を通じて理解を深めるのが効果的。

【クイズの前に(反復用:note単品)】

混和材料は「効果と副作用(空気量・凝結・強度・ブリーディング)」のひっかけが多い分野です。

もし用語や使い分けで迷ったら、note単品(第3章:混和材料)で

“暗記→穴埋め→計算ミニ演習”まで一気に定着できます(暗記カードまで無料)。

🔗 [【シリーズ目次】2026年版|コンクリート技士/主任技士ドリル|30章で学ぶ基礎・応用と合格対策 へのリンク]

解いてみよう

理解度を確認するために、以下の過去問題に挑戦してみましょう。
四肢択一の過去問題です。正解と思う設問の○をクリックまたはタップしてください。解き終わったら「回答」をクリックまたはタップすると解答が表示されます。

混和材料に関する問題

問題 1  混和材に関する次の記述のうち,不適当なものはどれか.

問題 2 JIS A 6204(コンクリート用化学混和材)に適合AE剤の標準的な使用量に関する次の記述のうち,不適当なものはどれか.

問題3 フライアッシュを用いたコンクリートの性質に関する次の一般的な記述のうち,不適当なものはどれか.

問題4 化学混和剤に関する次の一般的な記述のうち,不適当なものはどれか.

問題5 混和剤の性能に関する次の記述のうち,JIS A 6204(コンクリート用化学混和剤)の規定に照らして,誤っているものはどれか.