コンクリート技士・主任技士の試験が終わると、次のステップとして**「コンクリート診断士」**を視野に入れる方が増えてきます。
診断士試験は技士試験と異なり、必ず**「講習会(eラーニング)」を受講・修了しなければ受験できない**点が最大の特徴です。申込だけで安心していると、受験票が発行されないことがありますのでご注意ください。
本記事では、2026年度試験に対応した最新の受験資格と、申請から試験までの流れを分かりやすく解説します。
受験に必要な「2つの条件」
コンクリート診断士試験を受けるためには、以下の2つの条件を両方ともクリアしなければなりません。
- 実務経験・資格要件(過去の経歴や保有資格)
- 講習会(eラーニング)の受講・修了(申し込み後の義務)
特に「2」は見落としがちです。所定期間内にeラーニングを修了しないと、試験を受けられません。
条件①:実務経験または資格要件
次の**「A(資格保有)」または「B(学歴+実務経験)」**のいずれかに該当する必要があります。
A. 資格保有による受験(実務経験証明の免除)
以下のいずれかの資格を登録済みであれば、実務経歴書は不要です(合格番号・登録証の写し等を提出)。
- コンクリート主任技士 / コンクリート技士
- 一級建築士
- 技術士(建設部門、農業部門〔農業土木・農業農村工学〕)
- 土木学会認定土木技術者(特別上級・上級・1級)
- RCCM(鋼構造及びコンクリート)
- コンクリート構造診断士(PC工学会)
- 1級土木施工管理技士 / 1級建築施工管理技士
- ※ただし、**「監理技術者資格者証」**の保有が必要です。
🌸 重要:2025年度 技士・主任技士 合格者の方へ 2026年1月発表の合格者も、所定の登録手続きを経て2026年夏の診断士試験を受験できます。
- 登録日:例年4月1日付
- 受験資格判定日:例年5月1日時点での資格有無が判定
- 申請方法:オンライン申請時に「合格番号」等を入力し、A区分で受験可能
B. 学歴+実務経験による受験(一般区分)
資格をお持ちでない場合、最終学歴に応じた実務経験に加え、**「コンクリート技術に関する科目の履修証明(成績証明書等)」**が必要です。
- 大学・高専(専攻科)卒:実務経験 4年以上 + 履修証明
- 短大・高専(本科)卒:実務経験 6年以上 + 履修証明
- 高等学校卒:実務経験 8年以上 + 履修証明
※高校卒業後20年以上経過し履修証明書が発行されない場合、卒業証明のみで可となる場合があります(詳細は手引きを確認)。 ※この区分では**「実務経歴書(勤務先印が必要)」**の提出も必要です。
条件②:講習会(eラーニング)の受講は“必須”
受験申込者は、日本コンクリート工学会(JCI)が実施する**「コンクリート診断士講習会」**を必ず受講・修了する必要があります。
- 形式:eラーニング(インターネットでの動画視聴)
- 内容:診断士に必要な知識の講義
- テキスト:『コンクリート診断技術』等が受講者に配布(同梱またはオンライン提供)
申請から受験までのスケジュール(2026年度版)
診断士試験は**「夏(7月)」**に実施されます。技士試験(11月)と全く時期が異なるため、早めの準備が必須です。
1. eラーニング受講申込(願書提出)
- 期間:2025年12月4日(木)~ 2026年2月5日(木)
- 方法:JCI公式サイトからオンライン申請
- 注意:技士・主任技士の合格発表(1月)後、すぐ申込期限が来ます。登録証の到着前でも、合格見込みであれば講習申込を進めてください。
2. eラーニング受講期間
- 期間:2026年4月6日(月)~ 5月19日(火)(予定)
- 内容:約1か月で全講義視聴+修了テスト合格が必要。
3. 試験本番
- 日程:2026年7月26日(日)
- 会場:札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、沖縄
- 申請: 本試験の申込みは完全オンラインです。受験票は郵送されず、自身でダウンロード・印刷して持参します。また、申請時に**「顔写真データ(JPEG)」**のアップロードが必要です。
4. 合格発表
- 時期:9月末(予定)
まとめ|まずは「2月5日」の申込みを逃さない!
- 受験資格:コンクリート技士・主任技士なら「実務経歴書」不要(合格番号のみでOK)。
- eラーニング:受講しないと受験不可。昨年度受講者は免除あり。
- スケジュール:冬に申込み → 春に受講 → 夏に試験。
特に、技士・主任技士の合格発表(1月)から診断士講習の申込締切(2月5日)までの期間が短いので、早めに準備を!
✅ 今すぐやること(チェックリスト)
- [ ] eラーニング申込の期限をカレンダー登録(~2月5日)
- [ ] 顔写真(JPEG)を準備(証明写真サイズ、背景・顔向きの規定に注意)
- [ ] プリンター(またはコンビニ印刷)準備:受験票は自分で印刷
- [ ] A区分の方:合格番号や登録証のスキャン(PDF)を用意
- [ ] B区分の方:成績・卒業証明、実務経歴書(社印)をPDFで用意


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