13-7 35℃を超える暑中コンクリート

【第Ⅰ部】コンクリート技士・主任技士
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🌡️ 35℃を超える暑中コンクリートとは

通常、暑中コンクリートでは打込み時のコンクリート温度の上限は35℃とされています。これは、特別な対策を講じない場合、以下のような不具合が発生するリスクがあるためです。

⚠️ 35℃超過による主なリスク

  • 運搬中のスランプ低下による充填不良
  • 空気量の減少による凍害のリスク
  • 早期凝結によるコールドジョイントの発生
  • 表面水の蒸発によるプラスチック収縮ひび割れ
  • 温度ひび割れの発生

🧪 混和剤の使用による温度緩和

JSCE-D 504に準じた試験で、所定の性能を満たす混和剤を使用することで、打込み時の温度上限を38℃まで緩和することが可能です。

ただし、以下の条件を満たす必要があります:

  • 流動性を保持し、凝結を遅延できる性能を有すること
  • 過度な凝結遅延による不具合を防ぐため、下限温度を設定しておくこと
  • 35℃未満の場合は、通常の暑中コンクリートの配合に戻すこと

混和剤に求める基準

🔍 使用時の留意点

混和剤を使用するだけでは不十分であり、従来の暑中コンクリート対策を併用することが前提です。

実施すべき対策例:

  • 材料や器具の冷却
  • 日よけの設置
  • 早朝や夜間の打込み
  • 各施工段階(運搬・打込み・仕上げ・養生)での温度管理
  • 作業員への熱中症対策(水分補給、休憩、服装の工夫など)

まとめ

このように、混和剤の使用による温度緩和は有効な手段ですが、総合的な施工管理と安全対策が不可欠です。
適切な材料選定と現場対応を組み合わせることで、品質と安全性の両立が可能になります。