【第Ⅰ部】コンクリート技士・主任技士
コンクリートは、セメントと水の化学反応(硬化)によって固まるため、使用する水の品質は非常に重要です。
水に含まれる不純物は、コンクリートの性質や鉄筋の腐食に影響するため、レディーミクストコンクリートでは、JIS A 5308(現行:JIS A 5308:2024/AMENDMENT 1:2026)の附属書JC(旧:附属書C)で練混ぜ水の品質基準が定められています。
また、養生に使用する水も、油・酸・塩類などコンクリート表面を劣化させる物質を有害量以上含んではなりません。
(注)2026追補では「スラッジ固形分率1%未満」の表示・記載が整理されましたが、附属書JC自体は見直していないため、管理・試験の考え方は従来どおりが基本です。
練混ぜ水の種類
練混ぜ水は、以下の3つに分類されます。
1.上水道水
- 飲料水として使用される水。
- 品質確認不要で、そのまま練混ぜ水として使用可能。
2.上水道以外の水(河川水、工業用水、地下水など)
- 河川水、工業用水、地下水など。
- 使用する場合は、JIS A 5308に定められた品質基準を満たす必要があります。
- 上水道以外の水を使用する場合は下表の品質を満足する必要があります。
3.回収水(上澄み水、スラッジ水)
- レディーミクストコンクリート工場で、ミキサーや運搬車の洗浄に使用された水から骨材を除いたもの。
- 上澄み水とスラッジ水に分類され、使用にはJIS A 5308の品質基準を満たす必要があります。
- 回収水を使用する場合下表の品質を満足する必要があります。
詳しくは、本ブログ11章.レディーミクストコンクリート使用材料の練混ぜ水を参照してください。
試験対策のポイント
- 水に関する出題は、主に JIS A 5308 附属書JC に基づいています。
- 練混ぜ水の種類と、それぞれの使用条件・品質基準を理解しておくことが重要です。
- 回収水の扱いや、養生水の注意点も頻出テーマです。
次のステップ:ドリルで得点力を固める
ここまでで「練混ぜ水の全体像」はOKです。
本番で落としやすいのは、混合使用・基準水・回収水(上澄み水/スラッジ水)などの“ひっかけ”です。
→ 2026年版ドリル第4章では、暗記カード11項目+穴埋め30問+計算ミニ演習2題で、出題パターンを一気に固定化できます。
解いてみよう

理解度を確認するために、以下の過去問題に挑戦してみましょう。
四肢択一の過去問題です。正解と思う設問の○をクリックまたはタップしてください。解き終わったら「回答」をクリックまたはタップすると解答が表示されます。
※過去問の設問では「附属書C」と表記される場合がありますが、現行規格では同内容が「附属書JC(旧:C)」に整理されています。

水に関する問題は、ほとんどJIS A 5308 レディーミクストコンクリート 附属書JC からの出題です。
JISの内容を理解する必要があります。




