13-6 締固めを必要とする高流動コンクリート

各種コンクリート・構造
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締固めを必要とする高流動コンクリートとは

このコンクリートは、圧縮強度の特性値が 50N/mm²未満 で、スランプフローで流動性を管理し、振動締固めを行うことによって充填性を確保するタイプの高流動コンクリートです。 前章(13-5)で解説した「自己充填性を持つ高流動コンクリート」とは異なり、締固め作業が必要になります。

✅ 期待される効果

  • 一般的なコンクリートよりも流動性が高く、施工性が向上する
  • 現場での打込み作業や、締固め作業の負担が軽減される
  • 高密度配筋部での充填不足(ジャンカ)や初期不良を防止できる

📊 品質の評価方法

構造条件や施工方法に応じて、以下の3つの性能を評価・管理します。

評価項目評価方法・基準
流動性スランプフローで評価
材料分離抵抗性粗骨材料比率(JSCE-F701)で評価
間隙通過性間隙通過速度(JSCE-F702 附属書1)で評価

🧱 品質タイプ(2種類)

品質の目標値によりタイプ1、タイプ2の2種類

品質の目標値により、配筋条件に応じた「タイプ1」と「タイプ2」の2種類に分類されます。

タイプ適用条件
タイプ1一般的な配筋条件(鋼材間隔125mm以上)
タイプ2高密度配筋部(鋼材間隔60~100mm程度)

█タイプ1:一般的な配筋条件(鋼材あき125mm以上)へ適用

█タイプ2:高密度配筋部を有する部材(鋼材あき60~100mm程度)へ適用

🏷️ JIS認証品の選定に関する注意点

レディーミクストコンクリートのJIS認証品を使用する場合であっても、そのまま無条件で使えるわけではありません。

使用するコンクリートが、「材料分離抵抗性」および「間隙通過性」の所定の基準を確実に満たしていることを事前に確認する必要があります。

まとめ

「締固めを必要とする高流動コンクリート」は、完全な自己充填性を持つコンクリートとは異なり振動締固め作業が必要ですが、通常のコンクリートに比べて流動性が高く、施工性と品質確保の両立を図るための非常に有効な選択肢となります。

それぞれの用途と適用条件をしっかりと整理しておきましょう。