本ブログ4-3.勉強方法と対策(小論文)でも述べましたが、ここで改めて小論文対策を整理します。
はじめに
2020年以降、コロナ禍の影響により試験時間が短縮され、小論文は従来の2題から1題に変更されました。この形式は現在まで続いており、出題テーマや構成にも一定の傾向が見られます。
本記事では、2020年から2024年までの小論文問題を振り返り、近年の出題傾向を整理します。
年度別の出題テーマと特徴
2020年
- テーマ選択型:「環境負荷低減」「耐久性向上」「生産性向上」から1つを選択。
- 構成:(1)テーマ記述 →(2)技術的知識(350~450字)→(3)業務との関係(250~350字)→(4)今後の展望(150~200字)
ポイント:環境・耐久性・生産性という3本柱が提示され、受験者は得意分野を選択できる形式。
2021年
- テーマ固定型:「環境負荷低減に関する取組み」
- 背景:パリ協定や温室効果ガス削減目標を踏まえた問題。
- 構成:2020年と同様の4部構成。
ポイント:環境問題への対応が強調され、持続可能性がキーワードに。
2022年
- テーマ:SDGsの17目標から2つを選択し、それぞれについて業務との関係と貢献策を述べる。
- 特徴:国際的な視点を取り入れ、社会的課題とコンクリート技術を結びつける力を問う。
2023年
- 選択テーマ:
- Ⅰ)環境負荷低減
- Ⅱ)i-ConstructionやDXによる生産性向上
- 構成:現状と課題 → 業務との関係 → 主任技士としての貢献策
ポイント:デジタル化や生産性向上が新たなキーワードに。
2024年
- 選択テーマ:
- Ⅰ)気候変動に対応した品質確保
- Ⅱ)コンクリート分野を魅力的にする技術的方策
- 特徴:品質確保と人材(魅力向上)という、現場(担い手確保)の課題に直結するテーマ。
共通する特徴
- キーワード:「環境」「持続可能性」「生産性」「品質」「人材」
- 構成の定型化:
- テーマ記述(1~2行)
- 技術的知識(350~450字)
- 業務との関係(250~350字)
- 今後の展望または貢献策(150~200字)
- 背景にある流れ:SDGs、カーボンニュートラル、DX、気候変動、担い手確保対応など、社会的要請を反映。
まとめ
近年の小論文は、単なる技術知識の暗記ではなく、社会課題とコンクリート技術を結びつける力が問われています。特に「環境負荷低減」「生産性向上」「品質確保」は毎年のように登場する重要テーマです。
対策のポイント:
- 技術的知識や業務との関連について400字程度で論理的にまとめる文章力を養う
- SDGsやカーボンニュートラルなどの背景知識を整理
- 自分の業務経験とテーマを結びつける練習をする
次回予告
【雑記】0-25:小論文対策の始め方と実践法【環境・生産性・品質テーマ対応】
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